薬局のサービス活用術

当薬局でも、医療用医薬品の供給不足が続いています・・・( ;∀;)

お薬が慢性的に入手しづらい状況にある・・・ここ1年ほど続いている状況です。

気づかれていない方が多かったことと思います。状況が長引いており先日NHKでも報道されました。

News Up 薬がない・・・薬局からの”緊急メッセージ”

これまで国は、医療費削減の目的でジェネリック使用を推進しており、使用される医薬品の8割がジェネリックになることを目指していました。

ところが2021年になって、大手後発医薬品メーカーが業務停止になり供給停止に陥ったことがきっかけで、日本全国でたくさん使われているお薬が突然足りなくなりました。

それ以来、供給不足の状況が様々な品目の医薬品で続いています。

また、コロナ禍で中国やインド、韓国、東欧などから仕入れていた薬の原料の調達にも支障がでてきているのと、地震で製薬工場が破損し出荷が遅れたり、保管倉庫が火事になってしまったりと、いろんな原因が発生してきています。

では、普段使っているお薬が「ない」となった時、どのように薬局は薬を調達しているのか!?・・・薬局の舞台裏をお伝えします。

ジェネリックの原薬製造国や供給量、過去の実績をチェック

いつものお薬が「ない」・・・となると、薬局は医薬品卸さんに連絡し、どのメーカーの同じ製品がどのくらいでいつ入るのかを確認します。

入荷可能なメーカーがわかったら、次はそのメーカーがどこから原料を調達しているか、複数の製造過程を違う工場で製造してる場合の確認や、原薬の製造国を確認します。

これを基に安定供給できるメーカーかどうかを検討します。

また、ジェネリック業界は歴史が長いので「これまでに業務の停止や回収などがなかったか」などのメーカーの過去の実績も考慮します。

過去に回収等不具合などがなかったかは重要な情報です。

安全で安心できるメーカー選定を、薬局はしています。

同じ医薬品のジェネリックでも、メーカーが異なると値段が違います

ジェネリックは最初に発売された「先発品」と比べて安い価格のお薬ですが、そのジェネリックの中でも、より後に発売された製品は価格が安く設定されています。

医療用医薬品の価格は公定価格で、2年ごとに改定され基本的には改定ごとに値段が下がっていくのですが、歴史の長い品目がある中で、さらに安い品目にどこまで高い品質を求められるのか、そういった見極めも行っています。

例えば、ある品目のお薬では、先発医薬品と同じ品質・同じ製造ラインで、その上、より安い後発医薬品を先発医薬品メーカーの系列会社が開発し製造承認を受けていることもあります。

一方、長い歴史と実績をもつジェネリックがある品目に対して、新規参入したメーカーがより安い価格でのジェネリック製品を発売していることもあります。

代替品への切替によって、これまでと窓口負担が変わることがありますが、それはこの値段の違いによるものです。

先発医薬品でご提供する場合があります

ジェネリック医薬品には、元になった先発医薬品、「先発品」があります。

ジェネリック医薬品の供給が不安定になった場合、より品質が確実で安定供給できるものとして、元の先発品をご提供する場合があります。

製造業も奮闘中です

今月になって、国から安定供給の指示が製造業者に向けて出されました。

現在の供給状況から今後徐々に改善されていくように製造業者は日々奮闘中です。

それでも、限られた時間に作れる製品の量は、すぐに・爆発的に増やせるわけではありません。

限られた量の製品を、できるだけたくさんの方々に供給できるような工夫も、状況によっては必要だと考えています。

安心できるお薬での治療を、安定して続けるために・・・

お薬を安心して続けてのんでいただくことを薬局では大事にしています。

安心して服用できる品質の医薬品を、安定して供給したいと考えています。

そこで、薬局から以下のことをお願いすることがございます。

  • これまでお使いのジェネリックとはメーカーが変わることがあります
  • これまでお使いのジェネリックから先発品でご提供することがあります
  • これまで数ヶ月分の処方の際、すべてお渡ししていたお薬を、1ヶ月分程度ずつ分割してお渡しすることがあります

多くの方に、できるだけ安定してお薬を提供するためのお願いです。

ご理解のほどよろしくお願いいたします。

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