服薬フォローアップをうけてみませんか?

服薬フォローアップをうけてみませんか?

今年の紅葉は遅めに始まったものの、例年よりきれいで長持ちしそうですね。皆様いかがお過ごしでしょうか。

今週末は3連休という方も多いかと思います。読書の秋、食欲の秋、スポーツの秋・・・秋らしいひとときを過ごす計画は、もうお済みですか?

 

さて今日は、お薬を安心して使っていただくための法律改正について、前回に続いてもうひとつ、お話をしたいと思います。

秋の夜長、ゆったりしたお時間にどうぞお読みになってください。

 

今日の おはなし

「服薬フォローアップ」を受けてみませんか

どんなことができるようになるの?

いつどうやって始めればいいの?

 

1.「服薬フォローアップ」を受けてみませんか

 

このたびお薬に関わる法律が、お薬の適正な使用を進めるための内容に変わりました。

この法律改正では、

  1. 皆さんがどんな生活環境で、どのようにお薬をお使いになっているかを薬剤師が普段から確認し把握しましょう
  2. お薬を使う皆さんや、こどもの病気の看護をするご家族さん、高齢者の介護に関わる方などに必要な情報を提供しましょう
  3. お薬をお渡ししたあとも、症状が変わったり効果が表れなかったりしたときなど、その時の状況を判断し的確な指導をしましょう

と明記されました。これが「服薬フォローアップ」です。

 

この服薬フォローアップは、実は既にずっと前から積極的な薬剤師は実施していたことなのです。

またその必要性についても201510月に厚生労働省の「患者のための薬局ビジョン」でも言及されていて、特に新しい取り組みというわけではありません。

しかし、今回の改正法に組み入れられたことで、服薬フォローアップは薬剤師が必ず行う義務となりました。

この状況は、インターネットを介した医薬品の販売やオンライン医療が始まったこととも関係があります。

お薬を便利に手に入れることができる社会になっても、薬の安全性を守る義務が薬剤師にはあるので、ネット販売においても薬剤師によるメールなどを通じての安全使用の確認が必要なんですね。

この制度は、かかりつけの薬局の薬剤師から皆さんにお薬の服用状況を、受診のタイミングとは関係なく薬剤師の判断で、こまめに確認をすることができ、皆さんは、医療やお薬を安全・安心に使用いただけるのです。

 

2.どんなことができるようになるの?

例えば、こんなご家族の例があります(このご家族の例は実際の例を基にしたフィクションです。)

・・・・・

ご同居されているおばあちゃんのお薬について、お孫さんが心配しています。

「おばあちゃんのお昼のお薬がよく余っている。

だいたい、お昼ご飯はいつもきっちり13時には食べ終わるみたいなのだけど、薬はどうやら飲み忘れてしまうみたい。

日中はお父さんも、お母さんも、自分も家にいなくて、おばあちゃんひとり。

飲んだかどうか、声をかける人がいない。」

 

こういったご家族からのお話を伺い、薬剤師はご家族と相談してご本人様に13時ごろにお電話をすることにしました。

その結果、うっかり飲み忘れていたお薬を、おばあちゃんはのめるようになり、このまえお医者さんで検査の値がよくなっていました。

前と比べて身体の調子を崩すことも減っているようです。

このご家族は、飲み忘れ(残薬)でもお困りでしたが、おばあちゃんがきっちり服薬なさるようになってからは、残薬の悩みも減ったそうです

・・・・・

 

様々な方が医院・病院を受診し、診察を受けて薬の処方を受けますが、そのお薬をのむことが実際の治療ではとても重要です。

決められた期間きちんとこのお薬をのみ、その結果どれくらい症状が改善したかを医師と確認するために、次の受診をするのです。

医院等から処方されるお薬だけでなく、仕事を早めに終わり、市販の風邪薬を買ってきて休養を取ることにした、などというときも、お薬を飲んだ結果体調がどう変わるか、医療従事者に相談できれば安心ですよね。特に、

「この薬をのんでいたら、別の症状が現れ始めて不安になってきた。」

こういうとき、誰か専門家に相談したくなりますよね。

 

薬剤師は、こういった服用後の経過によってお薬を再検討する可能性のある方や、有害事象の発現が懸念される方に対して、

「今後の症状の変化について、薬局からフォローアップさせてください」

と、声をかけさせていただくようにしています。

 

3.いつどうやって始めればいいの?

この服薬フォローアップは、薬局店頭でお買い求めになった風邪薬なども対象です。

薬をのまれる本人や家族が、

普段の体調(持病・アレルギー・既往症など、

いま崩している体調の様子(いつから、どんな症状か)、

今後の経過や薬についての心配事

をご相談くださることから始まります。

フォローが必要と判断した場合、薬剤師から服薬フォローアップをさせてください、とお話いたします。

状況に応じて、皆さんからフォローアップしてほしいと声をかけていただいてもかまいません。

 

薬局からのご連絡の手段は、お電話に限りません。

この1120日から薬局セブンファーマシー各店では、

まず処方箋をお受けしている方々からご来局なさった本人様に、店頭でLINEのお友達登録をさせていただき、メッセージをお送りするサービスを始めました。

今後サービス拡充を目指しています。

皆様にとって、お薬を安心してお使いいただくためのサービスです。どうぞお気軽にご登録ください。

もっと読む

オンライン服薬指導制度って、なにができるんでしょう?

オンライン服薬指導制度って、なにができるんでしょう?

喉が痛くなる季節になりました。

喉が痛くなる季節になりました。

この時期、咳はしたくない!!!

この時期、咳はしたくない!!!