お食事を経鼻チューブや胃瘻でとっておられる方の服薬は、ご本人にもはじめて介護をする方にとってもとまどうことだと思います。
今日はそんな方に薬を飲んでいただく方法のひとつ、「簡易懸濁法」についてお話します。
錠剤やカプセル剤の服用で、困っていませんか?
飲み薬はいろんな形をしています。大きな錠剤やカプセル、粉薬(散剤、顆粒剤)など、飲むのに苦労される形の薬もあるでしょう。
のむために大きな硬い錠剤をつぶしたり、粉のお薬でチューブがつまって洗浄しなければならなかったり、手間がかかって困っていませんか?
また、お薬の中には、効き目がかわってしまったり、副作用が出やすくなってしまったりするために、安易につぶしてはいけないものもあります。
こんなとき、とても迷いますよね。
ご存じでしょうか、実は錠剤やカプセル剤は、基本的に水の中でくずれるように作られています。
水と共に服用すると、薬は身体の中でくずれて、有効成分が溶けて体内に取り込まれて効きめを表します。
ですので、錠剤やカプセル剤は水が加わると崩れやすいように設計されているのです。
簡易懸濁法は、お手元の器具でカンタンに行えます
55〜60℃程度のぬるま湯(ポットの熱湯と水を1:1で混ぜるとだいたいこの温度になります)を準備します。
このぬるま湯にお薬を入れると、薬がくずれます。
実際のやり方をみてみましょう。

注射筒(シリンジやカテーテルチップ)に錠剤をセットし、ぬるま湯を吸い上げます。
そうすると注射筒の中で、お薬がくずれていきます。
なお、薬の種類によって、ぬるま湯が適している場合と、水が適している場合があります。
あなたのお薬が水かお湯のどちらが適しているか、薬剤師がご相談にのります。
さて、お薬がくずれたところで、注射筒をチューブに接続し、胃瘻から注入します。こうすれば、錠剤を服用することが可能です。
胃瘻などチューブをお使いの方で、注射筒やお湯を使うのに慣れていれば大きな手間ではありません。
簡易懸濁法について、薬局でご相談ください!
薬局では、あなたのお薬が簡易懸濁法に適しているかどうか、アドバイスさせていただきます。
また、お薬をつぶせるかつぶせないかから始まり、どのようにのむ方法がいちばん合うのか、おひとりおひとりに合わせたご提案をしております。
詳しくはぜひ当店の薬剤師までおたずねください。
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