1月から3月は受験シーズン!
今年が勝負の受験生や、その受験生を抱える親御さんにぜひ気を付けてほしい健康管理のポイントを、現役の薬局薬剤師が厳選して解説します。
その他大事な仕事や予定がある社会人もためになる内容なので、ぜひ最後まで見てください。
1:飲みなれた薬やサプリだけにしましょう。
こういうストレスフルな時期は何かと体調不良を感じやすい時期でもありますよね。
「やらなくちゃ」「がんばらなくちゃ」という気持ちが先行するのに、頭痛や倦怠感、疲労感からくる微熱、めまい、胃の不調なども感じやすくなってきます。
そんな時、ついついやってしまいがちなのが、
「何か新しい、サプリや薬を検索してどうにかしようとする」
「知人に相談して、いい薬やサプリを教えてもらう」
ということです。

親御さんとして、「しんどそうな子供を見ているとどうにかしてあげたい」気持ちがあるのは重々わかります。
だからこそ、気を付けていただきたいのが
「知人や友人に勧められた薬やサプリを飲まない」ことです。
逆に言い換えれば
「飲みなれない薬やサプリに手を出さない。飲みなれたものだけで対応する」ことになります。
ストレスがかかる時期は、体にも負担がかかっていますから、体調のいい時期に比べ副作用が出やすくなることもあります。
また、飲みなれない薬やサプリでアレルギー反応や体調不良になってしまう可能性もありますし、体調のいい時期に飲むのと、ストレスがかかっている今の時期に飲むのとではリスクの程度がちがってきます。
ですから、大事なのは
「その人が普段飲みなれている薬だけにする」ことです。
風邪薬、頭痛薬、アレルギー薬、栄養剤なども普段飲みなれているものがお勧めです。
もし、そのような「普段飲みなれている薬」が病院から出されているものばかりで、市販のものがわからない場合は、お薬手帳をもっていって薬局の薬剤師に相談してどのような薬が安全かを相談してください。ドラッグストアではなく薬局にも市販の薬は十分品ぞろえをしているところが最近増えてきています。そこで、相談してそこで購入するとその薬局でも買った記録がつきますので、安心ですね。
また、普段飲みなれている薬でも症状がよくならなかったり、日常生活に支障が出てくる場合はかかりつけの薬局、薬剤師に相談して薬を変更するのか病院に行った方がいいのかを相談しましょう。
かかりつけ薬局をもっていない方は、かかりつけ医に相談してくださいね。
2:エナジードリンクの飲みすぎ注意
この時期、エナジードリンクの売れ行きが倍増します(笑)
コンビニにも「勝」というラベル缶のエナジードリンクをこの前見つけてしまいました!
でもその広告手段に乗っかって、飲みすぎないようにしましょう!
エナジードリンクの飲みすぎのリスクは別ブログでも紹介しています。(→こちら)
飲みすぎが危険な理由はズバリ「カフェイン」です。
カフェインという成分は、コーヒーや紅茶に含まれることは皆さんもご存じだと思います。
一般的にはコーヒー1杯(約240ml)にカフェインは約80~95mgほど含まれると言われていますが、エナジードリンクは1缶あたり70mgくらいのものから200㎎ほどのものまで幅が広く、特に量が多いものは注意が必要です。
ただ、エナジードリンクにはタウリンやビタミンBなど体力回復をサポートするビタミンやアミノ酸が含まれるので、勉強で疲れた時などは飲みたいものです。
なので、エナジードリンクは1日1本!にしましょう。
また、エナジードリンクを飲む前後でコーヒーなどカフェインを含む飲み物は控えて、エナジードリンクだけにしましょう。
どうしてもコーヒーが飲みたいときは、3~5時間は時間間隔をあけましょう。

3:「頭寒足熱」で頭スッキリ
昔から、仕事や勉強に集中するには「頭寒足熱」がいいとされています。
それは、足元を温めて頭はクールに保っておくというものです。
受験会場は寒いことも多いでしょうから、カイロを持ち込む人も多いと思います。
コツは腰から下を温めて、上はあまり温めないことです。特に胸から上を温めすぎるとのぼせてしまい、頭がぼーっとし集中力を保つのが難しくなりますし、逆に体全体があつくなって冷たいものを飲んでしまうこともあります。
胃腸を冷やすと、これまた血液が内臓に集まってしまうので注意です。
お子さんが冷たい飲み物を欲しがる場合は、室温が暑すぎないか、顔や頭がのぼせていないかのチェックもしてあげてください。
ですので、
「腰から下を温める」「冷たいものを飲まない」「首から上はクールに保つ」のがポイントです。
4:生活時間を規則正しくする
受験前はついつい自分を追い込みがちで、徹夜になってしまうタイプのお子さんもいらっしゃると思います。
「頑張っているから」とつい放置しがちですが、受験のシーズンこそ規則正しい時間での生活が重要です。
お勧めなのは
「受験当日と同じ時間帯、スケジュールで過ごす」ことです。
起床時間、勉強時間を受験日当日に過ごすと予測される時間におおまかでいいので合わせて過ごすんです。
もちろん、きちんと朝ごはんで糖分を摂って、脳を目覚めさせ、試験時間に脳が動くように一日を過ごすと、同じようなペースで受験日当日を過ごすことができます。
試験時間に脳が一番働ける習慣を付けておくという感じですね。
ついつい、「もうちょっと、もうちょっと」となりますが、睡眠をしっかりとって、体調を維持することが最優先だとおもってくださいね。
5:ストレス軽減方法を見つけておく
そのお子さんに合ったストレス軽減方法を見つけておくといいです。
例えば、
①ホットココアを飲む(GABA効果)
②大好物のスイーツを食べる
③散歩に行く
④好きなドラマを見る(時間を1時間以内にしましょう)
⑤昼寝する
大事なのは脳を休める時間を作るということと、親御さんが見つけるというよりは「本人が自分でストレス軽減方法をみつけるサポートをする」のが大事かと思います。
いくら家族、親子といえども、「別の人間」ですから、体質は遺伝的に似ていても、心の感じ方は全く違ってきます。
「自分はこれでストレス軽減されるから、子供にも効果があるはず」と先入観で決めつけるのではなく、いろいろな選択肢を与えて、お子さんご自身が自分にあった方法を見つけられるようサポートしてください。
また、大事なのは「現実逃避にならない」こと。
ストレス軽減の方法は度を過ぎれば「現実逃避」になってしまいます。
15分、30分、1時間など時間を決めて行動することがとても大事です。
「じゃあ、30分ゲームしてストレス解消したら勉強に戻ろう」ということがお子さん自身で判断できるようにサポートしてもらえるといいかと思います。

これらを参考に、ぜひこの大事な時期を無事に乗り切ってくださいね。