急な腹痛、なぜか大事な用事で外出した時や、旅行先などでよく起こります。
そんな時こそ、市販薬をうまく使って対処できることがわかっていると便利ですよね。
ここでは、外出先で急に腹痛が起った場合を想定して、薬局薬剤師の視点から対処方法をお伝えしたいと思います。
1:急な腹痛が起こった時のセルフチェックポイント
まず、急な腹痛が起った場合、以下のポイントをチェックしましょう。
- 服のウエスト部分の締め付けや、足の付け根などの鼡径部の締め付けがないかどうか。
- 下腹部がグルグルと音を鳴らして動いているのかどうか。腸が動いているような感じがあるのか、その逆なのか。
- 痛い場所はおなかのどの辺なのか?ベルトのあたり、右の下腹部、それとも全体なのか。
- 発熱があるかどうか。(痛みによる冷汗とは別で、悪寒がするかどうかです)

2:ウエストや鼡径部の締め付けがあった場合
まず服を緩めましょう。ホックを一つ外すだけでも大丈夫です。
緩めた瞬間に少し痛みが緩くなってくる感覚があると思います。
その後、おへそのしたから、か「のの字」を書くようにゆっくり手を当ててマッサージしましょう。
強くお腹を押さないことがポイントです。
また鼡径部が締まっていた場合は、鼡径部のところを軽くマッサージしましょう。

基本は「おなかの血流をアップさせること」です。
締め付けで血流が悪くなり、腸が動くのに必要な血流が足りなかったことが主な要因になるので、カイロを当てたり、上着やストールなどをおなかにあてる、暖かいお茶のペットボトルをあてるなどの対処も◎です。
3:お腹が動いている感じがあった場合
お腹が急に動いて痛くなる場合があります。
お腹を壊して下痢をして急にグルグルと音を立てて動いている場合もあれば、腸がねじれるような感じでギュ~~っと痛くなる場合もあります。
どちらの場合においてもひとまずトイレに行きましょう!
ガスがたまっていたり、これまで動かなかった腸が急に動いたりする時、腸を動かすのに必要な血液が少なかったり、酸素量がすくないとギュギュギュ~~っと腸をぞうきん搾りでもしたかのように急激に痛くなることがあります。
この場合、立ったり座ったりの動きや食事によって腸が刺激されたりするなどで、腸が急に動きだすのが痛みの原因です。
その時はガスや便が腸内で動いていることも多いので、まずトイレにいってお腹をさすりながら腸の動きが収まるのを待つといいです。
明らかに腸がぐるぐる動いて、下痢の可能性が大の時は、まずトイレでしっかり排便することが大事です。
無理に排便を止めて我慢せず、早めに近くのトイレを探しましょう!
その後は、市販の下痢止めを飲めばばっちり!
赤玉のはらぐすり
ストッパ
など、
がお勧め。

整腸剤よりも、ビオフェルミン止瀉薬のように「下痢止め効果のある成分」が配合されているものを選びましょう!
ロペラミドという成分が配合されている市販薬は、水道の蛇口を閉めるように下痢をとめてくれるので、かなり水様性の下痢の時はおススメです。
ただ、熱はないけど食あたりっぽい、とか、普段から便秘気味の方、軟便程度の方はロペラミドが入っていない下痢止めの方がいいでしょう。
どっちがいいか迷ったら薬局の薬剤師さんに聞いてくださいね。
また、おなかを壊しているときは、ヨーグルト、牛乳、乳酸菌の入ったドリンク、食物繊維の入ったドリンクなどは避けてください。
消化しきれずに下痢が一時的にひどくなる場合があります。
お腹の調子が戻ってから食べてくださいね。
4:右の下腹部が痛い!
右の下腹部が痛い場合でも、まず「おなかの締め付けがあった場合」の対処をしてもらってOKです。
ただし、痛みが激しかったり、痛みが腰全体に広がっている場合、立てないくらい痛い場合は虫垂炎や腹膜炎などの可能性もあるので救急病院でみてもらいましょう!

その時に、以下のポイントを医師の先生に伝えるといいです。
- いつ頃から痛いか
- 痛みが継続的なのか断続的なのか
- 痛い部分は広がっているのかどうか
- 食べたもの
- 2週間以内に旅行に行った人はそれも伝えましょう。
5:発熱している場合
発熱している場合はサルモネラ菌などの感染症が疑われますので、すぐ病院へ。
鶏肉、生の牛肉、青魚や貝類を前日に食べた人は、その食べたものと食べた場所、あるいは食材を買った場所などを医師の先生に伝えましょう。
また、トイレに行った時、余裕があれば便の色や状態もチェックして、先生に伝えるようにすると診断がスムーズになります。

お勧めの赤玉はら薬についての記事はこちらを見てくださいね。
日本人のおなかには、昔から使われている薬が合っているんじゃないかと思います。
昔ながらの「はら薬」を一度お試しくださいね。