赤玉って何?
みなさん、「赤玉」という薬の名前をご存じですか?
「赤玉」と聞くと、akadama ポートワインを想像される方も多いのではないですか?
でも、ここは薬局ですので、「お薬」の赤玉のお話です。
「赤玉」というのは、「赤玉はら薬」の略称で、昔から日本人に飲まれ続けている下痢や食あたりに効くとされている家庭薬のことです。
昔、子供の頃におなかを壊したときに「赤いつぶつぶ」の薬をお祖母ちゃんやお母さんからもらったことはなかったですか?
あと、昔からの「置き薬」としても「赤玉はら薬」は全国各地のあらゆる製薬メーカーさんで作られ、売られていた超ロングセラーの下痢止めです。
赤玉って何に効くの?
赤玉はら薬は製薬メーカーさんによって少しずつ使われている成分が違うのですが、基本的に「下痢止め」として利用されることが多い薬です。
軟便の時や、腸がぐるぐる音がしていて「おなか壊しそう」という時にも使うこともあります。
よく似たくすりの「陀羅尼助」も効果は似ていますが、どちらかというと「陀羅尼助」は胃の不調からくる症状が主で、「赤玉はら薬」は腸で、下痢や食あたりといった感じでしょうか。
陀羅尼助でも腸の不調には効き目が出る場合もありますが、突然の下痢や腹痛には「赤玉はら薬」というイメージです。
赤玉は海外にない!
実は、陀羅尼助や赤玉のような丸い粒のお薬、これを「丸剤(がんざい)」といいます。
生薬のエキスを丸めて作るのですが、実はこの丸剤を作る技術は、日本や中国にはあるのですが、欧米ではあまり見かけない製造方法なんです。
日本古来の昔ながらの製法で、丁寧に作られている薬なんですね。
1度に飲む粒の量が多いのですが、粒が小さく、丸いのでスルッと喉を通って楽に飲めます。
赤玉はら薬はこんな人にお勧め
赤玉はら薬のパッケージはとてもシンプル。
小さい粒々でお財布やポーチに入れててもかさばりませんので、こんな人にお勧め
1)仕事の出先でよくおなかを壊しやすい人
2)冷たい飲み物ですぐおなかが緩くなる人
3)ストレスがお腹に響く人
4)海外旅行に行く人
下痢の時の対処を教えます
さて、腹痛や下痢を起こしたときに、まずチェックするのは発熱。
下痢の際に発熱がある場合は、すぐに病院に行くことをお勧めします。
逆にいえば、熱がなければまず「市販の下痢止めで様子を見る」のも大切です。
「赤玉はら薬」を1~3回飲んで、
*水様の下痢が、少しずつ治まってきた。
*軟便が少し硬くなってきた
*おなかの痛みが治まってきた
などの体調の変化があれば、腸の状態が戻るまであと数回飲んでもOKです。
また下痢や食あたりのお薬なので、2回ほどのんでも症状が悪化してきたり、よくならなかったらその時は病院にいってくださいね。