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「新型コロナが5類に」になったらどうなるの?

さて、ゴールデンウィークが終わり、新型コロナ感染症が感染症法上でこれまでの2類から、5類に変わりました。

テレビでも、インフルエンザと同じ、とか、毎日の報告義務がなくなるとか言われていますが、「結局、どうなるの?」と感じている人も多いと思います。

そこで、このブログでは薬局目線で、5類になった新型コロナ感染症の情報の取り方や、病院や薬局での対応について少しご説明していきたいと思います。

  1. 新型コロナ感染の情報はどこで取れる?
  2. 検査はできるの?
  3. 病院に行くタイミングは?
  4. 抗コロナ薬って効くの?
  5. 薬代ってどうなるの?

1.新型コロナ感染の情報はどこで取れる?

新型コロナ感染症が5類になったことで、インフルエンザなどの感染症と同じレベルになりました。これまでは毎日ニュースで「どこどこの新規感染者が〇〇人」というニュースばかりでしたが、5類になってからその情報は急に減りました。

新型コロナの感染が広がっきた2020年から3年間、ずっとテレビで報道されてた「新規感染者数」が急になくなるのは不安を感じる方もおられると思いますが、日常生活の中に「感染者数を常に意識する」という習慣がつくのは、あまり精神衛生上よくないことだと思います。

 日常的にな「気を付ける」という程度になると思って、これから新型コロナ以外の感染症も含め、上手に感染症の情報をみていきましょうね。

 さて、テレビでもよく言われる「インフルエンザと同じ」というのは、どういうことかというと、「定点報告」という形になります。

 この場合、医療機関からの感染症の報告は、「毎週報告」になります。

 当薬局のある奈良県の場合は、こちらで奈良県の感染症情報としてみることができます。

 ちなみに新型コロナが5類になった直後の1週間の感染症情報はこちらです。

2.検査はできるの?

ご存じのように、新型コロナ感染は「感冒性症候群、いわゆる『風邪』と症状が似ていて、「新型コロナだったらどうしよう」「検査しないとわからないけど、わかったらどうしよう」と迷ってしまいますよね。

 薬局としてのアドバイスだと、

「風邪症状で、軽症であれば検査をするかしないかは個人の『納得度』で決めてもいいと思います。」

新型コロナとわかったほうが自分が安心する、高齢者や免疫力が下がるような糖尿病、がんなどの病気を抱えた家族がいるなど、「新型コロナと判明したほうが、今後の対応がやりやすくなるかどうか」で新型コロナの検査をする・・とう考え方がお勧めです。

あと、「会社に診断書をだして病欠にした方がいい」という判断もあるでしょう。ただ、抗原検査キットの陽性反応の画像や、薬局での陽性証明書などで対応してくれる企業も増えているので確認してみてください。

 以前は抗原キットの陽性ではだめで、PCR検査結果まで必要という企業も多かったですが、PCR検査をする時間や費用の負担を考えて、抗原検査キットの検査だけで確認してくれる企業も出てきているようです。

 薬局での抗原検査キットの販売はこれからも続きます。価格は1200~1800円くらいの幅になっており、薬局で説明を受けて買うという形になります。

 ただ、以前もありましたが、「学校で新型コロナ感染者がでた。子供に今症状はないが心配なので検査したい」という人がおられました。

 親御さんのご不安な気持ちもわかりますが、「学校内で感染者がでた」からといってご両親が「検査しなくちゃ!」というくらいに不安になられてしまうと、子供さんはもっと不安になり、今後、学校内でノロやロタ、インフルエンザなど他の感染症がわかった場合でも神経質になり学校生活に支障が出る場合もあります。

 基本的には「症状がでたら検査をする」というスタンスがいいと思います。

 子供さんが不安がられても「しんどくなってからで検査は大丈夫だし、感染していない場合もあるから症状がなければ心配しなくていい」と説明して、子供さんを安心させてあげてください。

3.病院に行くタイミングは?

病院に行くタイミングは、「38・5以上の急な発熱」「食欲低下で水分摂取などに支障がでる」「咳がひどく、呼吸が苦しい」「下痢がひどく、脱水が心配」などが目安です。

逆に、検査をしていなくてもこれらの症状があれば、新型コロナ感染症以外の感染症の可能性もあるので、病院の受診をお勧めします。

また、市販の風邪薬を2~3日飲んでも症状が改善しない場合も、他の疾患の可能性があるので受診しましょう。

 これからは「新型コロナかもしれないから病院に行く」のではなく、「風邪用症状が薬を飲んでも治らない。症状がひどくなってきた」から受診するという基準を大事にしてください。

 感染症は新型コロナだけではありませんし、新型コロナよりも危険な感染症はたくさんあります。

 「海外旅行から帰ってきて、発熱や咳がとまらない」「熱と下痢がひどくなった」「水様便がとまらない」などの症状の場合や、市販薬を2~3日飲んでも治らない場合は、病院へ行きましょう。

 また、市販薬を飲んでいたけど、症状がよくならず病院に行くかどうか迷う‥場合は、その市販薬を購入した薬局の薬剤師に電話でも大丈夫ですので是非相談してみてください。

4.抗コロナ薬って効くの?

 薬剤師の間でも、「どうよね~」っていう表現で噂の的の抗コロナ薬。

 ウェブでもクリニックの先生がご自身の見解などを記載されていますが、そこにはその先生ご自身の意見なども反映されているので一般的な評価ではないことに注意しておきましょう。

 抗コロナ薬について、一般的な視点で分かりやすく説明しているのがこちらです。

 これは東京都の情報ですが、どの医療機関で薬を処方してもらえて、どの薬局で薬をもらえるかは各都道府県の情報を確認していくといいと思います。

「〇〇県 抗コロナ薬」と検索すると、容易にウェブを発見することができるので、試してみてください。

ちなみに、当薬局の地元、奈良県はこちら

 当薬局も、抗コロナ薬が調剤できる薬局として登録してありますので、どこの病院がだしてもらえるのか、どんな人に処方されているかなどご不安なかたはお気軽にお電話ください。

5.薬代ってどうなるの?

薬代は、おおむね各都道府県のウェブに公表されている価格になります。

抗コロナ薬はとても高額になるので、いくら健康保険が使えても「自己負担額が高額!」になる模様です。

そのため、抗コロナ薬が処方された場合は、公費としてしばらくの間扱われるようです。

薬局でも「抗コロナ薬が処方されている処方せんは公費扱い」となり無料になります。(2023年5月22日時点)

しかし、この公費にあてる財源がなくなったら、公費制度もなくなる様子なので、注意が必要です。

抗コロナ薬がない場合、普通の解熱鎮痛剤や去痰剤、咳止めなどの場合は普通の自己負担になりますので、時間や病院という感染しやすい場所に行くリスクを考えると、市販薬で対応して、外出せずに自宅に引きこもっている方がいいという判断もできると思います。

新型コロナはこれからインフルエンザと同じように私たちの日常生活に定着する「普通の感染症」となっていきます。

不容易に不安にならずに、情報をしっかり読み、上手に付き合っていきましょう。

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