コロナ感染による渡航規制が緩和され、海外旅行を計画している方も多いと思います。
そんなみなさんに、海外渡航20か国を超える薬剤師が海外旅行で持って行った方がいいお薬Best 5をご紹介します。
No.1 下痢止め

実は海外の薬局などで手に入りにくいのが日本で使われている下痢止めです。
アジアでは正露丸が有名で手に入る可能性もありますが、有名であるがゆえに偽造薬も多く、適正な下痢止めを手に入れるのはとても難しいのです。
また、海外旅行で一番困るのは便秘よりも下痢。
トイレの事情は日本とは比較にならない場所がたくさんあります。またトイレットペーパーがなく、シャワーのようなビデしかないところもしばしば。
日本では「下痢はすぐ止めてはいけない」と言われることも多いですが、実際に下痢を止めないとどうにもならない時がたくさんあります。
チェックポイントは「熱があるかどうか」です。
下痢と同時に高熱の場合は現地の悪性の感染症にかかっている可能性もあるので、早急に病院に行きましょう。
大事なのは「我慢しないで早めに下痢止めを飲んでみる」ことです。
早めに飲むことで「下痢止めで効果がでる程度なのか、病院に行く必要がある程度なのか」の判断が付きます。
下痢止めで効果が出る場合は、少しずつでもすぐに効果が出てきます。
便の硬さが少しましになってきたり、便の中の水の量が少なくなってきたりします。
2~3回服用しても改善が見られないときは病院に行きましょう。
当店のおすすめはこちら!
- 赤玉はらぐすり
- オウバクタンナルビン・ビスマス散
No.2 総合かぜ薬

総合感冒剤は、「解熱鎮痛・咳止め・鼻水やくしゃみ止め」など風邪からくる症状全般に効果が出るように複数の成分が配合されています。
そのため、「なんだか熱っぽい」「鼻水が止まらない」「のどがイガイガして咳がきになる」などどのような場面でも服用することができます。
「熱がないのに咳や鼻だけで風邪薬をのんでいいのか」と思われるかもしれませんが、総合感冒剤に配合されている解熱鎮痛成分のアセトアミノフェンは正常体温を下げることはないので飲んでも大丈夫です。
私も海外のホテルでエアコンがきつすぎて、のどがイガイガするときなどは「翌日に症状がわるくなりそうだな」と思ったら寝る前にホットミルクやココアなどを一緒に飲んで寝ることもあります。基本的には食後に飲むのが原則ですが、どうしても早く飲みたいときは何かおなかに入れてから飲むといいと思います。
早めに気が付いて夕食後に飲めたら一番いいですね。
当店のおすすめはこちら!
- 葛根湯配合総合かぜ薬 コンコール
- 地竜配合かぜ薬 ミミトン
- 総合感冒剤3号A
No.3 虫さされ薬

海外特にアジアでは蚊にかまれます!虫よけはもちろん大事なのですが、刺されるのはゼロにはなりません。また、渡航する場所にもよりますが途上国などにいくと蟻や蜂など蚊以外の虫に刺されることもしばしば。
海外ではそのような時の塗り薬(いわゆる外用薬)がとても少なく、あったとしても、ステロイド成分だけの場合が多く、日本の外用薬のようにかゆみ止め、炎症止め、メントールなどが配合されている外用薬は少ないのです。
刺された!っと思ったらササっと早めに塗るのがコツ。
おすすめはこちら!
- 総合感冒剤3号A
- コーチゾン雪の元S
No.4 健胃薬

旅行の楽しみと言えば「食べる」こと。でも、旅行の時に胃の調子というのは悪くなりやすいんです。
慣れない食事、移動の疲れ、普段と違う水も胃腸の調子が悪くなる原因です。
でも、胃の状態を「健康にしておく」ことで、これらの不調を避けることができます。
下痢をしたり、便秘になったりするほどではないけれど、ちょっと胃もたれしたり、胃がシクシクしたり、ふとした時に胃がキリっとしたり...そういう時こそ健胃薬です。
「とにかく、旅行先では食べるぞ!」という人は「健胃消化薬」として食べ過ぎたときの消化を助ける成分が配合されたものを選んでください。
当店のおすすめはこちら!
- 藤井陀羅尼助丸
- ガロール
- 大正漢方胃腸薬
No.5 点眼薬

実は、海外で手に入りにくい日本の薬の一つが点眼薬です。
日本であまり点眼薬を使ったことがない人でも、海外に行くと案外と目の不調がでてきます。
特に、日本と違うのが空気中のホコリや乾燥です。
私がよくいく東南アジアでも、車やバイクの行き来、トウクトウクなど現地の乗物に乗った時は、まあ目にホコリがすぐ入ってきます。
欧米ではフランスやドイツなどに行ったときは乾燥の方がキツくて、目がゴロゴロしてしまいました。
でも、案外日本のように複数の成分が入った目薬というのは現地の薬局で見極めるのが難しいのです。
当店のおすすめはこちら!
- 大正アイリス抗菌目薬使い切りタイプ
多少荷物がかさばりますが、抗菌成分のサルファ剤のほかに炎症止めや組織修復成分も入っているので「ちょっと目がゴロゴロする」「ものもらいかどうかわからない」時でも使えます。 - 御岳目薬
ロングセラー家庭薬の一つ。炎症性分のオウバクが、目の炎症をしっかりとめてくれます。
いかがですか?
渡航先で薬を買うのは知識がないと、なかなか安全な薬にはたどり着けません。
旅行の時はぜひこれを参考にして、準備万端で楽しい旅を過ごしてくださいね。