前回、ダイエットをするには自分自身のダイエットタイプを知ることが大事とお話しましたね。
今回は、その4つの型が分かったあと、どうするかについて、薬剤師視点で少しお話してみたいと思います。
1.バナナ型って結局なに?
「バナナ型」はたんぱく質を蓄積できないタイプです。
バナナ型タイプについての説明はたくさんウェブに挙がっていますが、ウェブの情報でもある程度は正しく、少し「?」な内容も含まれています。
ジムなどを運営する企業が作るウェブなどでは、ダイエット型の説明が書いてありますが、情報元がはっきりしません。
著作権のこともあるので、その内容をここで示すことはできませんが、自分でウェブでみて、「あ、私きっとこっちのタイプだ」と鵜呑み乗せず、有料ではありますがきちんと遺伝子検査を受けてタイプ診断をしてもらって、正しい情報をもらいましょう。

2.筋肉をつけるコツ
さて、バナナ型はたんぱく質を蓄積できない、言い換えるとアミノ酸のバランスが悪く、食べたたんぱく質を体の筋肉に作る力が弱いタイプです。
若い時はそれほど太っていなくても、中年以降の代謝が悪くなった時にぐぐ~っと体重が増えてくるケースもあります。
また、体の組織で「筋肉」と呼ばれるものには内臓組織も含まれるので、胃や腸管が弱くなりやすい体質ともいえます。
なので、バナナ型の人はあらゆる場所において「筋肉をつける」ことが最優先なんですね。
筋肉をつけるにはタンパク質の摂取が大事になってきますが、ではどうやってたんぱく質を筋肉にかえたらいいのか。
たんぱく質を食べると、体内で分解されていろんな種類のアミノ酸になります。
そのたんぱく質を体内で分解し、代謝する過程でアミノ酸のバランスが狂ったり、減ったりするのです。
筋肉をつけるコツは
1. 遺伝子検査で分かった、自分に足りないアミノ酸をサプリで補給する
2. アミノ酸のバランスがいいたんぱく質の食材を選んで食べる。
1.自分に足りないアミノ酸をサプリで補給する
遺伝子検査をすると血中のアミノ酸濃度の結果もでてきます。その中で、極端に低いアミノ酸があったなら、それを含むアミノ酸サプリを探して、飲むのも方法です。
アミノ酸のサプリはほとんどが複数のアミノ酸の配合なので、そのアミノ酸を含むものを探す方がいいと思います。
2.アミノ酸のバランスのいい食材
筋肉量を増やすために必要な栄養素「分岐鎖アミノ酸(BCAA)」を多く含む食材あります。
https://www.erca.go.jp/yobou/zensoku/sukoyaka/49/medical/medical05.html
最近ではフレイル予防といって、高齢者の方の筋力アップを推進していることから、高齢の方向けのウェブでも情報があります。これらの情報は年齢関係なく活用できるので、そのような情報をチェックするのもいいでしょう。
https://www.kaigoyobou.org/useful_blog/3121/
ここで共通しているのが「3食すべてにおいてたんぱく質を取る」のがよいということです。

朝食はパンだけでなく、卵やチーズを足す
うどんを頼むなら、月見やかしわなどたんぱく質が入ったものを
という感じです。
また、麺類や丼物よりも、定食物の方がお勧めです。
おやつにはケーキやクッキー、和菓子を避けて、ナッツ類を・・・と書いてあるウェブも多いですが、ナッツは脂肪分も多くふくむので、ほどほどが大切です。
和菓子は、小豆が入ったものを選ぶとたんぱく質が確保できます。プリンも脂質を増やさず、たんぱく質を取ることができます。
ですので、「ナッツがいいからナッツばっかり!」ではなく、自分の好きなもの、食べたいものから、実際に食べるものを選ぶときに、「たんぱく質が含まれているものを選ぶ」と長続きすると思います。
3.体重計に乗らない方がいい?
ダイエットでは、よく「体重をこまめには測った方がいい」といわれますが、このバナナ型の人は要注意です。
それは、「筋肉が増えると体重が増える」からです。
ですから、体重計は体組成計が付いたものを選び、体組成をチェックするといいでしょう。
筋肉量が増え、体脂肪量が減ることが大事で、体重そのものの数値はあまり重要視しない方が得策です。

4.体重よりもサイズ重視で
でも、「痩せた実感がほしい!」という方は、やはりサイズです。
筋肉がついて体重が増えても、「あれ?なんだか服のサイズが緩くなった?」と感じる場合もあります。
それは筋肉量が増えて、脂肪が代謝され体が引き締まってくるからです。
バナナ型のダイエットは、サイズ重視の方がいいのかもしれませんね。
