自分のことは自分で守ろう~セルフメディケーションのススメ~

ワクチン、ワクチン、ワクチン・・・

新型コロナウイルスワクチン接種について、若い方たちへの関心が高まっています。

接種券が来るか来ないかで待ち遠しく思っている方もいらっしゃるでしょうし、接種に関する不安を抱えているかたもおいでのことと思います。

今回は、あらためてワクチンに関して現在わかっている情報を共有したいと思います。

~この記事のもくじ~

COVID-19ワクチンは発症と重症化を抑制する

週末、河野太郎ワクチン担当大臣が下記のブログ紹介ツイートを発信しました。

河野ワクチン担当大臣による2021年8月13日のツイートより。

現在使用されているファイザーバイオンテック社およびモデルナ社のワクチンには、発症を抑制する効果・重症化を抑制する効果があることがデータにも現れてきました。

こちらの図によると、ワクチンを打った場合、打たなかった場合に比べて94.6%も発症を抑制すること、またこれに伴って重症化も抑制することがわかります。

それでも、2度のワクチンを打って効果が現れるのに十分な期間を置いた人が、COVID-19に感染する、いわゆるブレイクスルー感染が見られます。

副反応:心筋炎について

最近の知見として、頻度としてはごく稀に、新型コロナワクチンの接種後に軽症の心筋炎・心膜炎の事例が報告されています。

特に、1回目よりも2回目のmRNA(メッセンジャーRNA)ワクチン接種後に、高齢者よりも思春期や若年成人に、女性よりも男性に、より多くの事例が報告されています。

ワクチン接種後に、急性心筋炎・心膜炎が国内外で報告されていることについて、心筋炎・心膜炎の専門家は以下のような見解を示しています。
軽症の心筋炎・心膜炎は治癒する病気であり、仮にワクチン接種後にかかったとしても、循環器の通常の診療体制で対応できる。
若年者では新型コロナウイルス感染症にかかった場合にも心筋炎になることがあり、新型コロナウイルス感染症にかかった場合には、ワクチンを接種した場合よりも、はるかに高い頻度で心筋炎がみられる。
・こうしたことから、ワクチン接種により感染の重症化予防を図るメリットの方が圧倒的に大きい

この副反応を避けるため、現在、ワクチンを接種後約1週間は、運動をひかえて過ごすようにという指示を出されることもあるようです。

心筋炎や心膜炎の典型的な症状としては、ワクチン接種後4日程度の間に、胸の痛みや息切れが出ることが想定されます。

こうした症状が現れた場合は医療機関を受診することをお勧めします。

 

参考:厚生労働省「ワクチンを接種すると心筋炎や心膜炎になる人がいるというのは本当でしょうか」https://www.cov19-vaccine.mhlw.go.jp/qa/0079.html

副反応が出るから・ブレイクスルー感染するなら、接種やめとく・・・んですか?

では、たとえワクチンを打っていても、COVID-19に罹ってしまう可能性があるのなら、副反応で数日発熱するのがいやだし、心筋炎もコワイから、ワクチンは打っても意味がないのでしょうか?

いいえ、そうではありませんよね。

中学校区ぐらいの地域単位で感染抑制策を十分うつことが、結局若い世代から高齢者までが安心して暮らせる状況に早く戻れる近道なのです。

ワクチンによって発症を抑制し、かつ重症化を抑制する、とは、みなさんがCOVID-19感染症にかかる心配が減り、かつ入院する心配が減ります。

その結果、社会が医療資源をCOVID-19患者だけで食いつぶしてしまっている状況から脱することができるということです。

医療崩壊ってなんだろう

現在しきりに言われている医療崩壊とは、「重症化した患者が多すぎて、重症患者の治療に必要なECMOなどの機材・その取扱いができる訓練された医療従事者・看護にあたる医療従事者が十分に確保できていない状態」です。

これはCOVID-19患者だけでなく、通常の怪我や急な腹痛などの症状、突然の脳卒中などを発症し、大急ぎで入院しようとしても、病床が足りないことを意味します。

病床が足りないとは、単純にベッドの台数の問題ではないのです。

安心して患者の状態を管理維持するための、機械や人員が確保できない、ということです。

東京など都市部の医療ひっ迫が報道されるに伴って、当然、自分たちの住む地域でも安心して医療が受けられ、適切な入院や自宅療養ができるようにしたいと思いますよね。

一部には、自宅療養中の患者に往診の医師や看護師をという報道関係者の意見も聞きました。

しかし、大変厳しいようですが、これは「泥縄」と言わざるを得ません。

実際にはこれらの在宅医療に関わる医療資源(往診医師・訪問看護師など在宅医療に携わる医療従事者)は、すでに在宅医療が必要な患者のケアで手がいっぱいです。

在宅医療が必要な方々は、感染症に対して弱い疾患の方々も非常に多いため、本来はこれら在宅医療に携わる方々は「グリーンゾーン」と「レッドゾーン」に分けておくべき医療資源なのです。

 

ブレイクスルー感染がおきる原因

ブレイクスルー感染が起きる主な原因は3つあります。

  • ワクチン接種後に、手洗い・マスク・三密回避のどれかをやめてしまった
  • 感染力の強いデルタ株の流行
  • 抗体ができにくい体質の方がいる

したがって、デルタ株が流行真っただ中で、緊急事態宣言が十分な効果を上げていないいまこそ、若年層をはじめとする多くの方々がワクチンを接種することによって集団免疫の効果を上げる必要があります。

お手元にワクチン接種券が届きましたら、できるだけ早く近隣の医療機関などを検索してワクチン接種の予約を入れてください。

奈良市:「新型コロナワクチン接種の予約方法」https://www.city.nara.lg.jp/site/corona-vaccine/107627.html;個別接種を実施している医院の情報もあります。アクセスしてみてください!

 

参考:諏訪中央病院 玉井道裕医師による「新型コロナウイルス感染をのりこえるための説明書」https://www.suwachuo.com/pdf/deruta.pdf?_ga=2.200217517.201264220.1629087659-225112054.1629087659

三密回避も続けてください!

また、同時にこれまでどおり「手洗い・マスク・換気・人ごみをさける・人と食事を避ける」が非常に重要です。

特に、感染力が強まっているデルタ株に関しては、これまでのような換気では不十分な可能性があります。

夏休みにもかかわらず学校などでのクラスタが発生している報告がありますので、これまでのやりかたでは感染してしまう危険性が上がっているかもしれません。

これまで以上に密接・密閉を避けて過ごすようにしてください。

 

参考:厚生労働省:「2021年8月版 新型コロナウイルス感染症の“いま”に関する11の知識」 https://www.mhlw.go.jp/content/000788485.pdf

 

ワクチン接種後の副反応への対処方法についての薬局セブンファーマシーブログ記事も併せてご覧ください!

ワクチン打って熱が出たら・・・?
ワクチンの副反応が心配なら薬局でご相談ください

 

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