子供や部下に向かってついつい「頑張って」と言ってしまい、安易に励ましてよかったのかと後悔したことありませんか?

そんな方に、明日から使えるちょっとしたヒントをお伝えします。
薬局の店頭でよく出くわすシチュエーションに、お母さんが子供さんに「お薬飲むの頑張ろうね」と声をかけられる場面があります。
もちろん、その時の子供さんの反応は様々で、期待したリアクションがないと声をかけた方のお母さんが戸惑ってしまうようです。
また、季節は秋。運動会や文化祭などの学校のイベントが目白押しですし、受験生を抱える親御さんも「これからが本番」と、子供さん以上に意気込んでしまう場合も多いのではないですか。
そして、そんな時に、ついつい「頑張ってね!」「○○君の頑張っている姿、見るのが楽しみだわ」と言ってしまうこともしばしば。
そして、言ってしまってから「あ、これは言ってもよかったんだろうか?」「子供にプレッシャーを与えてしまったんじゃないだろうか」と思ってしまうことはありませんか?

仕事仲間同士でも同じことがあると思います。
部下に向かって「頑張って!」といったものの、それはプレッシャーになってないだろうかと悩む上司の方もおられるのではないですか?
私自身はどうかというと、その言葉を言ってくれた人とのこれまでの人間関係の親密度や、「頑張って」とってくれた時の言葉の温度やその時のシチュエーションでかなり受け止め方が変わるような気がします。
相手があまり親密ではなかったり、自分のことをわかってもらっている人という認識がない人から「頑張って!」と言われると、少し興ざめするというか、「どうせ社交辞令だろう」という気持ちが先に立ってしまいます。
でも、相手がとても自分が信頼している人だったり、尊敬する人でこの「頑張って」のセリフの前に何か親密な話があった場合は、きっとその言葉は心の中にじわ~っと浸透して暖かい気持ちになってエネルギーをもたらしてくれます。
つまり、「頑張って」という言葉が問題なのではなく、その言葉が発せられるまでの経緯や、その言葉を発した人との人間関係によって、その言葉の伝わり方が変わってくるのだと思います。
子供さんに何か頑張ってと言いたい時、ぜひ頑張ってという前にその運動会や、文化祭などに子供さんがどういう意気込みを持っているか、持っていないのか、どういう気持ちを持っているかを聞いて、理解してみてください。
例えば、「運動会が嫌い」な子供さんがいたら、「どうして嫌いなの?」と聞いてあげてください。そして「なんで嫌いなんだ」と責めるのではなく、「そうか。そういう理由なのか」「でも、運動会というのは学校の行事だから、参加しないといけないよね。明日、一日、我慢しようね。運動会が無事に過ごせるように、頑張ろうね」と言ってみてあげてください。
「何のために頑張るのか。自分のことを理解してくれている人が頑張れって言ってるんだから、きっと頑張ったらいいことがあるかもしれない」そう思ってもらえるといいと思います。
職場の同僚や部下に対して、「○○さん、しんどいと思うけど、もう少し頑張ってよ」と、つい葉っぱをかけてしまいがちですが、安易な「頑張って」は逆効果になってしまうかもしれません。
「○○さん、調子どう?△△の仕事はうまくいきそう?」「いえそれが~~~・・・・・・・」「そうなんだね。△△の仕事はこういうところが大変だよね。でも、〇〇さんのスキルならできると思うよ。だから、もうちょっと頑張ってみて」
という感じです。
忙しくても、ほんの1~2分、言葉をやり取りして相手の様子を聞くだけでもすごく印象が変わってくると思います。
「頑張って」を言いたくなったら、一度試してみてくださいね。
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